事務作業の省力化や資料作成に役立つ、Excelの使い方を紹介

Excelの機能を最大限に生かして、業務の省力化や経営状況を分析できる資料の作成方法を解説します。

SUMIFS関数を使って「クロス集計」をする

「SUMIFS関数」を使ってクロス集計をする

 

設定が難しい「クロス集計」"ピボットテーブル" を使えば簡単に設定できます。

 しかし、ピボッテーブルを使って「何らかの方法で集計している表」で集計する場合には注意が必要です。

  • すでに「集計表」になっている場合には使えない
  • 書式表示方法に制限がある

 SUMIFS関数を使えば、「集計表になっている場合でも対応でき、書式等も自由に設定することができます。

 

「ピボットテーブル」を作成する - 事務作業の省力化や経営分析に役立つ、Excelの使い方を紹介

 

「SUMIFS関数」を使って、クロス集計をする

 従来の "SUMIF関数" を使って「縦・横に条件を設定して合計」するクロス集計をする場合には、IF関数を使った「ネスト(入れ子)構造」の数式にする必要がありました。

 Excel2007から新しく追加された、"SUMIFS関数" は引数に「複数の条件」を設定することができるので「縦と横の2つの条件」を設定したクロス集計をすることができるようになりました。

 

性別」と「ランク」の2つの条件でクロス集計します

 SUMIFS関数「条件の "引数" 」「表のタイトル」にすることで、数式をコピーするだけで "行" の要素「A」「B」「C」と、"列" の要素「男性」「女性」全ての要素の結果を集計することができます。

   

  f:id:k-ohmori9616:20210118135313p:plain

 

 "関数の挿入ボタン" を使えば、簡単に引数を入力できます

 "関数の挿入ボタン" を押すことで、関数のダイアログが開き、引数ごとのボックスに入力するだけで「数式」を作成することができます。 

 

関数の挿入ダイアログで、簡単に「関数」を選択する方法

 "関数の挿入" のダイアログで難しいと思われがちなのが、関数を選択する時に「関数の種類」を指定する必要があることです。

 "SUMIFS関数" は、引数に "条件" があるので「検索/行列」ではないかと迷うかもしれませんが、実際は「数学/三角」に分類されています。

 そこで「関数の名前が分かっている場合」は、"関数の種類"を「すべて表示」にしておき、カーソルを「関数名」のウインドに置き※ 関数のどれか1つをクリック)、探したい関数の「頭文字(※ 英字入力に切り替えておく)をクリックすれば、その「頭文字」から始まる関数が表示されるので素早く探すことができます。

  1. "関数の挿入" ボタンをクリック
  2. 関数の種類で「すべて表示」を選択
  3. 関数名の「窓」に表示された関数のどれか1つをクリックして、ウインドにカーソルを置く
  4. "英字入力" に切り替えて、SUMIFS関数の頭文字「S」を押す
  5. 「S」から始まる関数が表示されるので「SUMIFS関数」を選択
  6. 「OK」ボタンをクリック

  f:id:k-ohmori9616:20210118141650p:plain


SUMIFS関数のダイアログに「引数」を入力

 「関数の挿入」ボタンを使えば、関数の挿入ダイアログに表示される"引数" のボックスに、指定する「セル番地」や「セルの範囲」を入力するだけで、" カッコ""カンマ" の入力は自動で行われるので簡単に数式が作成できます。

  1. "合計対象範囲"に「購入額平均」の範囲を指定
  2. "条件範囲1"に「ランク」の範囲を指定
  3. "条件1" に「結果を表示する表のタイトルの『A』のセルを指定
  4. "条件範囲2" に「性別」の範囲を指定
  5. "条件2" に「結果を表示する表のタイトルの『男性』のセルを指定
  6. 「OK」ボタンをクリック

  f:id:k-ohmori9616:20210118144504p:plain

 

数式を「縦方向」と「横方向」にコピー

 1つのセルに数式を入力して、縦と横にコピーして「集計表」を完成させます。

  

  f:id:k-ohmori9616:20210118155013p:plain

数式の「複合参照」に注意する

 数式を「下方向」や「横方向」にコピーしても、参照先が変わらないように「"絶対参照"や"複合参照"」を使い分けます。

 "複合参照" で正しく範囲指定しておけば、「1つのセル」に数式を入力するだけで「縦・横の両方向にコピー」した場合も正しく範囲指定が正しくコピーされます。

 

複合参照「行方向を固定」「列方向を固定」の2種類

 複合参照では "行" と "列" のどちらか片方に「$」記号を付けることで2種類を使い分けます。

  f:id:k-ohmori9616:20210118153308p:plain

  f:id:k-ohmori9616:20210118152625p:plain

  


 今回は「合計対象」や「条件」の引数を "セル番地(範囲)" で指定しましたが、"表をテーブル化" して 指定する範囲の参照方法を「構造化参照」にすれば「データ」が増えても「範囲」指定を修正する必要がありません。

 

「構造化参照」でVLOOKUP関数の修正を不要にする - 事務作業の省力化や経営分析に役立つ、Excelの使い方を紹介

 

表を「テーブル化」して作業効率を上げる - 事務作業の省力化や経営分析に役立つ、Excelの使い方を紹介

 

 このようにSUMIFS関数を使えば「既存の表」を使ってクロス集計することができます。

 ただし条件に年齢を加える」など、さらに複雑な条件を設定する場合や、グラフを作成するような場合には「ピボットテーブル」を使う方が便利です。

 

 

k-ohmori9616.hatenablog.com