事務作業の省力化や資料作成に役立つ、Excelの使い方を紹介

Excelの機能を最大限に生かして、業務の省力化や経営状況を分析できる資料の作成方法を解説します。

「2択」のデータを効率よく入力する (CTRL+Enter)

Excelで複数の空白セルに「同じ値」を素早く入力する方法

 アンケートや調査票を作成する時に、「はい・いいえ」「男・女」など2者択一のデータを入力する場合があると思います。

 それ以外にも住所入力の際に「ほとんどの住所が市内で、市外が少ししかない場合などにも、「市外の住所」を先に入力しておき、後で「市内を一括で入力」することで効率よく入力することができます。

 このように「個体数の少ないデータを先に入力しておき、残りのデータを一括で入力する」方法を解説します。

 

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「 CTRL+Enter 」を使って「男性」を入力する

アクティブセルを移動しないようにデータ入力する「 CTRL+Enter 」を使って「男性」を入力する

  1. 「CTRL」を押しながら「男性」を入力する部分を複数選択する
  2. 最後に選択した部分で「男性」と入力し、「ENTER」を押して確定する
  3. 「男性」を確定した状態のままで、「CTRL+Enter」を押して、アクティブセルを移動せずに確定する

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「男性」が入力されました

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表全体を範囲選択し、「空白セル」のみを選択します

 「検索」の選択オプション「空白セル」を選択して、全ての空白セルを選択状態にします。

  1. 表全体を範囲選択する
  2. 「ホーム」タブを選択
  3. 「検索と選択」をクリック
  4. 「条件を選択してジャンプ」をクリック
  5. 選択オプションで「空白セル」にチェックを入れて「OK」を押す

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 表の「空白セル」「女性」を入力します
  1. 表の全ての「空白セル」が選択されている状態のままにします 
  2. 「空白セルが選択された状態のまま」「女性」と入力する
  3. 続けて「 CTRL+Enter」で、アクティブセルを移動せずに確定する

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空白部分全て「女性」が入力されました

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 このように「 CTRL+Enter」のコマンドで、アクティブセルを移動せずに確定することにより、複数のセルに同じ文字を入力することができます。

 

「アクティブセルを移動せずに・・・」「書式設定」にも使えます

 複数のセルを指定して、一括で「書式設定」をします。

 ※ コマンドの「 CTRL+1」を押すことにより「セルの書式設定」を呼び出します。

「男性」のフォントを、「太字 斜体」に設定します
  1. 「 CTRL を押しながら」、「男性」の複数セルを範囲選択する
  2. 複数選択のために押した「 CTRL 」を離さずに(そのままで)、数字キーの「1」(※ 書式設定のショートカット)を押す
  3. セルの書式設定のダイアログが開くので「フォント」➡「スタイル」で、「太字 斜体」を設定する

  ※ 「CTRL+1」は書式設定のためのショートカット

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 Excelには様々な「コマンド」が用意されています。

 全てを一度に覚えることはむずかしいですが、積極的に使うことにより覚えることができます。

 積極的に「コマンド」を使い、作業効率を上げてください。

 

 

 

 

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