事務作業の省力化や資料作成に役立つ、Excelの使い方を紹介

Excelの機能を最大限に生かして、業務の省力化や経営状況を分析できる資料の作成方法を解説します。

新元号「令和」の表示方法

さすがマイクロソフト、新元号令和」への対応は万全でした

 マイクロソフトが4月26日付で「Windows10」や「Office365」で新元号に対応した更新プログラムの配信を開始したようです。

 更新スケジュールのタイミングが合わない場合は、「設定」➡「Windows Update」進めば自動更新されます。

 段階的に対応は進むそうですが、残念ながら対象は「Windows7以降でそれ以前のバージョンには対応しないそうです。

 

元号の表示方法は、「 R 」、「令和」、「 」が用意されています

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 元号の表示設定は「セルの書式設定」で行います。

 設定は少し複雑ですが、Excelでは「元年」の表示に対応してくれています。

1.西暦で表示
  1. 分類を「日付」にする
  2. 種類を「 2012年3月14日 」にする

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2.和暦で表示、元号は「アルファベット
  1. 分類を「ユーザー定義」にする
  2. 種類を「 ge"年"m"月"d"日" 」にする

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3.和暦で表示、元号は「漢字2文字
  1. 分類を「ユーザー定義」にする
  2. 種類を「 ggge"年"m"月"d"日" 」にする

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 4.和暦で表示、元号は「漢字1文字
  1. 分類を「 ユーザー定義 」にする
  2. 種類を「 gge"年"m"d"日" 」にする

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5.和暦で表示、元号は「漢字2文字」で「1年を元年

 裏技的ですが、「令和1年」を「令和」と表示することができます。

  1. 分類を「ユーザー定義」にする
  2. 種類を「  [<=43585][$-ja-JP]ggge"年"m"月"d"日";[>=43831]ggge"年"m"月"d"日";ggg"元年"m"月"d"日" 」とする

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表示方法のまとめ

年号は「 g 」で表します
  • g 」で「 H 」のようにアルファベット表示
  • gg 」で「 令 」のように年号を1文字で表示
  • 「 ggg 」で「 令和 」のように完全な形で表示

 

 和暦は「 e 」で表します
  • e 」で1桁の和暦
  • ee 」で2桁の和暦

 

元年」の表示設定はユーザー定義の「種類」に下記の文字を張り付けてください

 [<=43585][$-ja-JP]ggge"年"m"月"d"日";[>=43831]ggge"年"m"月"d"日";ggg"元年"m"月"d"日"

  ※ この文字列をコピペしてください。

  Windowsではレジストリをいじる必要があるそうです。

 

 

 マイクロソフトは新しい元号に素早く対応してくれました。

 「元年」を表示させるのは多少複雑ですが、それ以外は今まで通りの方法で使うことができます。