事務作業の省力化や資料作成に役立つ、Excelの使い方を紹介

Excelの機能を最大限に生かして、業務の省力化や経営状況を分析できる資料の作成方法を解説します。

重複しているデータを「フィルター」の機能を使って修正する

「違う名称」で入力されているデータを統一する 

 会社名が「(株) 〇〇物産」と「株式会社 〇〇物産」のように、違う形で入力されている場合、集計・分析する際には統一する必要があります。

 そのような場合、「フィルター」の機能を使えば簡単にデータを修正して統一することができます。

 

商品名が混在しているリスト

 入力者が違うことなどにより、商品名がカップ詰め合わせカップ詰合せカフェオーレ「カフェオレ」が混在してしまう時があります。

 これを一つひとつ修正するのは大変な作業です。

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「フィルター」の機能を使って「商品名」を修正する

 リストをテーブル化「フィルター」の機能を使えば簡単に商品名を修正することができます。

 修正内容がはっきりしている場合などは「置換」の機能を使うことも可能ですが、フィルター機能を使えば修正箇所を探しながら作業をすることができます。

 

「置換」機能を使う

 修正内容が分かっている場合は、「置換」の機能を使うことができます。

  1. 修正したいデータの「列」を選択する(※ 列記号部分を選択し、列全体を選択状態にする)
  2. 「ホーム」タブを選択
  3. 「検索と選択」をクリック
  4. 「置換」をクリック
  5. 検索する文字列「カフェオレ」を入力
  6. 置換後の文字列カフェオーレを入力
  7. 「すべて置換」をクリック

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「フィルター」の機能を使えば、修正内容を探しながら作業できます

 「フィルター」の機能を使う場合は、テーブル化しておくと作業が簡単になります。

 

「リスト」をテーブル化する
  1. テーブル化する「リスト」のどこか1カ所を選択
  2. 「挿入」タブを選択
  3. 「テーブル」をクリック
  4. テーブルに変換する範囲が選択されているかを確認します
  5. 「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れます

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「テーブル化」されました

 リストがテーブル化され、先頭行が「見出し」になり「フィルターボタン」が付きます。

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「フィルターボタン」を使って、データの要素を一覧表示する

 「商品名」のフィルターボタンをクリックするとダイアログが表示され、「商品名」の一覧が表示されます。

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「フィルター」の機能を使ってデータを修正する

修正したいデータのみを表示させます
  1. 「すべて選択」のチェックを外して、全ての選択を解除します
  2. 全ての選択が解除されました
  3. 修正したい「カフエオレ」にチェックを入れます 

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「カフエオレ」のみが表示されます

 フィルター機能で選択した「カフエオレ」のみが表示されます。

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 ※ フィルター機能が適用中の「フィルターボタン」は形が変わります。

一括入力(CTRL+Enter)の機能を使って修正します
  1. 修正する範囲を選択します
  2. 選択状態のままでカフェオーレと入力します(※ 範囲選択の一番上の行が入力対象になる)
  3. 一度「Enterキー」で確定し、続けて「CTRL+Enter」を押して一括入力します

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「カフエオレ」が一覧から消えました

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続けて修正箇所を探します

 「カップ麺詰合せ」カップ麺詰め合わせ」の修正が必要なことが分かります。

 このように「フィルター機能」を使うことで効率よく修正作業をすることができます。

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リスト入力の「元データ」を作成する際に活用する

 リスト入力の「元データ」を作成する際に「重複の削除」を使う場合は、同一内容のデータは表記を統一しておく必要があります。

 この際に今回の方法を使うことによって作業が効率的になります。

k-ohmori9616.hatenablog.com

 

 

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