事務作業の省力化や資料作成に役立つ、Excelの使い方を紹介

Excelの機能を最大限に生かして、業務の省力化や経営状況を分析できる資料の作成方法を解説します。

1行おきに挿入した、「空白行」を削除する

表に挿入した「空白行(不要な行)」を簡単に削除することができます

 

1行おきに挿入された「空白行」を削除する

 1つのデータを複数行に分けて入力する方法は、閲覧する場合は有効な方法ですが、その表は統計や分析に使うことができません。

 「表」を統計や分析資料にする際には「1つのデータは1行」にする必要があります。

 手作業で1行づつ削除するのは手間のかかる作業ですが、「空白行」を挿入する方法と同じように、"作業列を並べ替える" 方法で簡単に「空白行」を削除することができます。

 

1行おきに挿入されている「空白行」

 削除の作業に使う「削除用」の列を挿入する。

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1つのデータの「1行目 を""」「2行目を""」にする

 2行に分かれているデータ「1行目を"1"にを「2行目を"2"を入力します。

 1つ1つ入力するのは大変なので、「フィル機能」「フラッシュフィル機能」を使います。

 「フラッシュフィル機能」は、こちらのやりたいことを"予測" して入力(繰り返し)てくれる便利な機能です。

 氏名から「様」を削除したり、「姓と名」の間にスペースを入れたり、英文字の「大文字・小文字」を変換したりできます。

 いろいろと試して、何ができるのを探すのも楽しいのでやってみてください。

  1. 1行目「1」を、2行目「2」を入力
  2. 「1」と「2」のセルを範囲選択する
  3. 範囲選択した部分の "右下" にある「フィルハンドル」をダブルクリック
  4. データの最下行まで「連番」でコピーされる
  5. コピーされた範囲の「右下」にある "オートフィルオプション" のボタンをクリック
  6. プルダウンリストから「フラッシュフィル」を選択

 

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「フラッシュフィル」を使って名簿作成の効率を上げる - 事務作業の省力化や経営分析に役立つ、Excelの使い方を紹介

 

「削除用」の列を、昇順で並べ替える

 「削除用」の列を、昇順で並べ替えることで「データの行」「空白行」に分かれます。

 「2」の行を削除すれば、「空白行」を削除することができます。

  1. 「削除用」の列"フィルターボタン" をクリック
  2. フィルターのダイアログで「昇順」を選択
  3. 「OK」ボタンをクリック

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 このように、「データの行」「1」を、「空白行」「2」を入力し、それを昇順で並べ替えることで「空白行を」取り除くことができます。

 

フラッシュフィル「自動入力」してくれる機能 

 ポイントは「1」「2」の入力に、「フラッシュフィル」の機能を使うことです。

 「フラッシュフィル」は色々と応用のきく機能です、関数を使は無いので「数式」を入力する "列" を追加する必要が無いので、作成済みの表を修正する際にも手軽に使えます。

 

「氏名」に、"様"を付ける

 「氏名」の隣の "一番上の列" に、"氏名"+"様" を入力するだけで、Excelが自動で "判断" して全ての "行" に『様』を付けてくれます

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氏名(英文字)の先頭文字だけを"大文字"に変換

 文字文字に変換するには、「upper関数」を使いますが(※ 小文字 ➡ 大文字はlower関数)フラッシュフィルを使えば関数を使うことなくワンタッチで変換できます。

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 「空白行」を削除する作業のポイントは、「作業用の列」を作成することです。

 「1」と「2」の組み合わせを繰り返し入力する作業は手間がかかりますが、"フラッシュフィル" を使うことで簡単にできます。

 

「フラッシュフィル」を使って名簿作成の効率を上げる - 事務作業の省力化や経営分析に役立つ、Excelの使い方を紹介

 

 

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