フラッシュフィルを使えば「8桁の数値」を "日付形式" に変更できます
- Excelは「2021/03/10」と入力すれば「日付」と認識します
- 「8桁の数値」を"日付形式"に変更する方法は、複数あります
- 「8桁の数値」に、一瞬で「 / 」を挿入してくれる、"フラッシュフィル"
- フラッシュフィルはさまざまな場面で使えます
Excelは「2021/03/10」と入力すれば「日付」と認識します
Excelで「日付」を入力する際に、2021年3月10日を「20210310」のように "8桁の数値" で入力することができれば入力効率が上がるので便利です。
しかし、「20210310」のように、区切らずに入力された「8桁の数値」は「日付」として認識くれません。
日付を入力する時に「2021/3/10」と、「 / 」や「 - 」で区切って入力すれば「日付として認識」してくれます。
住所の登録画面で、郵便番号を入力する際に「7340031」と入力するだけで、「734-0031」と変換してくれる場合があります。
同じように、「8桁の数値」で入力した「データ」を何らかの方法で「 / 」を挿入することができれば作業効率を上げることができます。
※ Excelは「日付」を「シリアル値」で、管理しています
Excelは「日付」を、"1900年1月1日午る前0時(Mac Osでは"1904年1月1日)を起点としています(※ 2021年3月10日は "40612" になる)。
「8桁の数値」を"日付形式"に変更する方法は、複数あります
「数値」の間に「 / 」を挿入して、「日付形式」に変更する方法は複数あり、それぞれに特徴があります。
- "関数" を使う方法"
- "取得と変換" を使う方法
- "フラッシュフィル" を使う方法
1. "関数" を使う方法
「TEXT関数」や「DATE関数とMID関数を組み合わせる」など、関数を使えば "日付形式" に変換することができます。
2. "取得と変換" を使う方法
「取得と変換」を使えば、入力済みの「表」を使って「日付形式」に変換した表を新たに作成することができます。
さらに、作成した「表」は「元の表」と "リンク" しているので、元の表を追加・修正したものが "更新" することで反映されます。
3. "フラッシュフィル" を使う
"フラッシュフィル" は、セル(項目)に加えた「変更」をExcelが分析して、他のセルも自動的に同様に「変更」してくれる便利な機能です。
「8桁の数値」に、一瞬で「 / 」を挿入してくれる、"フラッシュフィル"
"フラッシュフィル" を使えば、「8桁の数値」で入力されている項目全体を、1度の操作で全て変更してくれます。
"関数" を使う方法や、"取得と変換" の機能を使う方法のように複雑な操作を必要としません。
しかし、"フラッシュフィル" は「コマンド」なので、変換対象の「データ」を追加・修正するたびに実行する必要があるので使い分けてください。
手入力で「 / 」を挿入する
変換(「 / 」を挿入したい)項目の「右隣り(※ 離れているとダメ)」に、手入力で「 / 」を挿入した「数値」を入力します。
※ "フラッシュフィル" は、「左隣」のセルに働きます
- 左隣のセルの「8桁の数値」に「 / 」を挿入して、手入力します
- 手入力したセルの右下の「フィルハンドル」をダブルクリックすると、左側の項目の「最後の行」まで変換されます
- フィルされた結果が「単純なコピー」になった場合は、変換された範囲の「右下」に出るオプションボックスのラジオボタン「▼」をクリック
- プルダウンリストから「フラッシュフィル」を選択
※ Excelが「『日付』にしたい」と分析すれば、フラッシュフィルされます
フラッシュフィルはさまざまな場面で使えます
フラッシュフィルはその他にも、色々な場面で便利に使うことができます。
1. 「氏名」に "様" を加える(取り除く)
2. 「姓」と「名」の間に "空白" を挿入する(取り除く)
フラッシュフィルは「2文字目の後にスペースを挿入する」と分析
この場合、注意する点は「姓」が "2文字" であることです。
「姓」が "3文字" のデータが混ざるとうまく変換されません。
3. 「姓」と「名」を分割する
「姓」だけを抽出することができます。
この場合も、「姓」は3文字に統一するなど工夫が必要です。
4. 2種類の変更も、1度の操作で可能です
「スペース」を取り除いて、「様」を付けるような2つの作業も1度で可能です。
5. 英文字を "大文字" にする(小文字にする)
6. 「全角スペース」を「半角スペース」に変更する
「半角スペース」は、入力するのが面倒(※ SHIFTボタン同時押し)なので、「全角スペース」で入力しておき、後で「半角スペース」に変換すれば効率よく入力することができます。
このほかにも、フラッシュフィルはさまざまな場面で使うことができます。
コツは、いかにExcelに「変換内容を認識させることができるか」です、色々試してみると楽しいです。
- Excelは「2021/03/10」と入力すれば「日付」と認識します
- 「8桁の数値」を"日付形式"に変更する方法は、複数あります
- 「8桁の数値」に、一瞬で「 / 」を挿入してくれる、"フラッシュフィル"
- フラッシュフィルはさまざまな場面で使えます