3月決算の会計で分析資料を作るには「年度」のフィールドが必要です
3月決算の事業所の資料を造る際は「4月~3月」で集計する必要があります。
同一年を「1月~3月」と「4月~12月」に分ける必要があるので、「年」のフィールド以外に「年度」のフィールドが必要になります。
ピボットテーブルには「年度」のルールが用意されていないので、3月決算の事業所の分析資料を作成する場合は新たに「年度」のフィールド(項目)を追加する必要があります。
- 3月決算の会計で分析資料を作るには「年度」のフィールドが必要です
- ピボットテーブルに用意されている「日付」では、1月始まりになる
- 「年度」を配置することで、「4月始まり」になる
- 「年度」のフィールドを作成する
- 作成した「年度」のフィールドは、「フィールドリスト」に表示されます
- フィールドをグループ化する方法はこちらの記事を参考にしてください
- ピボットテーブルの操作方法はこちらの記事を参考にしてください
ピボットテーブルで「日付」を使って集計したグラフ
「年」で集計すると、月の始まりは「1月」になってしまう。
そのままでは「年」での比較資料になってしまう
「年度」での売り上げを比較する資料を作成する場合、そのままでは「1月~3月の集計が年度をまたがって」しまい正しい分析資料にはなりません。
ピボットテーブルに用意されている「日付」の要素には「年度」が無いので、新たに作成する必要があります。
「年度」のフィールドを加えることで、「4月~3月」の期間で集計できる
「年度」のフィールドを加え、複合集計にすることで正しく「年度を比較した資料」を作成することができます。
「年度を」正しく設定することで、「前年同月比」の資料が作成できる
前年同月を比較する資料も作成することができます。
ピボットテーブルに用意されている「日付」では、1月始まりになる
「日付」のフィールドをそのまま「行」のボックスにドラッグすると、1月始まりの集計になってしまいます。
「年度」を配置することで、「4月始まり」になる
「年度」のフィールドを作成し「年」の上にドラッグすると「4月始まり」の集計になります。
4月~3月が「年度」になっています
「年度」と「日付(月)を入れ替えると「前年同月比」になります
「年度」を「日付(月)」の下に配置して、複合集計にするすることで「前年同月を比較」する前年同月比の資料になります。
「年度」のフィールドを作成する
IF関数を使えば、「日付」のフィールド(項目)を「年度」に変換することができます。
IF関数を使って「年度」のフィールドを作成する
「年度」の列を作成し、IF関数を使った数式を入力する。
IF関数を使って「日付」のフィールドを「年度」に変換します
IF関数の条件は、「日付」をMONTH関数で「月」に変換し「3より大きい」場合を真にする。
真の場合は「日付」をYEAR関数で「年」に変換し「当年度」にする。
偽の場合は「年」から「1」を除して「前年度」にする。
IF関数を使って数式を作成
- 「日付」のフィールドをMONTH関数で「月」に変換
- 真の条件を「 >3(3より大きい)」にする。(※ 4月~12月に該当)
- 真の場合は「当年度」とし、「日付」のフィールドをYEAR関数で「年」に変換してその数値のまま
- 偽の場合は「前年度」とし、「日付」のフィールドをYEAR関数で「年」に変換して「年ー1」の数値にする
作成した「年度」のフィールドは、「フィールドリスト」に表示されます
作成した「年度」のフィールドは、即座にフィールドリストに表示されドラッグ操作で集計の条件に使うことができます。
フィールドをグループ化する方法はこちらの記事を参考にしてください
ピボットテーブルの操作方法はこちらの記事を参考にしてください
- 3月決算の会計で分析資料を作るには「年度」のフィールドが必要です
- ピボットテーブルに用意されている「日付」では、1月始まりになる
- 「年度」を配置することで、「4月始まり」になる
- 「年度」のフィールドを作成する
- 作成した「年度」のフィールドは、「フィールドリスト」に表示されます
- フィールドをグループ化する方法はこちらの記事を参考にしてください
- ピボットテーブルの操作方法はこちらの記事を参考にしてください