スピル配列の特性を持つ関数を組み合わせる
- スピル配列の特性を持つ関数を組み合わせるとさらに便利に
- XLOOKUP関数をHLOOKUP関数のように使う
- 1.XLOOKUP関数とSORT関数を組み合わせる
- 2.XLOOKUP関数とFILTER関数を組み合わせる
- 3.XLOOKUP関数とSORT関数とFILTER関数を組み合わせる
スピル配列の特性を持つ関数を組み合わせるとさらに便利に
スピル配列の機能を持つ関数は、XLOOKUP関数以外にもあります。
そして、これらのスピル配列の機能を持つ関数は組み合わせて使うことができます。
FILTER機能やSORT機能はこれまでも可能でしたが、関数として実行することで元のデータを変更・修正しても自動的に更新されます、これはこれまではなかったとても便利な機能です。
- XLOOKUP関数とSORT関数を組み合わせる
- XLOOKUP関数とFILTER関数を組み合わせる
- XLOOKUP関数とSORT関数とFILTER関数を組み合わせる
XLOOKUP関数をHLOOKUP関数のように使う
タイトル行を「横方向」にHLOOKUP関数のように検索します。
検索結果が複数ある場合は、数式が設定されているセルの下に「スピル(溢れる)」ように、その他の値が下方向に「ゴースト」として表示されます。
- 検索値に表示したい「商品名」が表示されたセルを選択
- 検索範囲に「項目名」の範囲を選択
- 戻り範囲に「表全体」を選択(※ 項目名は含めないようにします)
1.XLOOKUP関数とSORT関数を組み合わせる
XLOOKUP関数のスピル(溢れる)機能で、表示された「ゴースト」をSORT関数を使って並べ替えることができます。
この方法の優れた点は、「数式(関数)」を使って並べ替えているので、元データが変更されても自動的に並べ替えられます。
結果を表示させたい範囲の「一番上のセル」にSORT関数を入力
結果を表示させたい範囲の「先頭部分」のセルに、数式を入力すれば「結果」が複数ある場合は「スピル配列」の特性により、数式が入力されているセルの下に「ゴースト」として結果が表示されます。
- 検索値にするセルを選択
- 検索範囲の「項目名」の範囲を選択
- 戻り範囲として「表全体」を選択(※ 項目名の部分は含めない)
2.XLOOKUP関数とFILTER関数を組み合わせる
FILTER関数を使えば条件に合う「行」を抜き出すことができます。
この関数も「スピル特性」を持つので、条件に合うものが複数あれば「ゴースト」として結果がすべて表示されます。
この方法を使えば、「元データ」が変更されても自動的に更新されます。
- FILTERをかける「表全体」を選択します(※ 項目名部分は除く)
- 引数「含む」には数式が使えるので、引数として数式を入力
- 商品名の範囲の中で、セル J1と同一になるものを抜き出す数式「 E3:E28=J1 」を入力
「どの項目を表示させるのか」を、XLOOKUP関数を使って選択する
FILTER関数にXLOOKUP関数を組み合わせることで、FILTER関数で抜き出した「データの」特定の「項目」だけを表示させることができます。
- XLOOKUP関数の検索値に表示させたい「項目名」のセルを選択します
- 検索範囲に表の「項目名」の範囲を選択します。
- 戻り範囲にFILTER関数の数式全体を入力します
3.XLOOKUP関数とSORT関数とFILTER関数を組み合わせる
さらに、SORT関数を組み合わせることで並べ替えた「結果」を抜き出すことができます。
SORT関数を追加する
XLOOKUP関数とFILTER関数を組み合わせた数式を、SORT関数で囲む形で加えます。
昇順に並べ替える場合は「引数」は不要です。
- SORT関数を先頭に付け加えます
今回は、FILTER関数やSORT関数をXLOOKUP関数と組み合わせる方法を説明しました。
FILTER関数やSORT関数に関しては、別の記事でもう少し詳しく紹介します。
- スピル配列の特性を持つ関数を組み合わせるとさらに便利に
- XLOOKUP関数をHLOOKUP関数のように使う
- 1.XLOOKUP関数とSORT関数を組み合わせる
- 2.XLOOKUP関数とFILTER関数を組み合わせる
- 3.XLOOKUP関数とSORT関数とFILTER関数を組み合わせる