事務作業の省力化や資料作成に役立つ、Excelの使い方を紹介

Excelの機能を最大限に生かして、業務の省力化や経営状況を分析できる資料の作成方法を解説します。

見えているセルだけをコピペすることができる「可視セル」

「通常のコピぺ」では、見えていな部分も張り付けられてしまいます。

 非表示アウトライン「見えない」ように設定した部分も、通常の「コピー」の作業ではコピーの対象になるので、張り付けると設定で隠したはずの部分も「選択されて」しまいます。

 

非表示に設定した「列も、コピーすると選択されてしまう

 通常のコピーでは「非表示」に設定した選択されてしまうので、コピペすると「非表示」に設定した張り付けられてしまう

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アウトライン(小計)で「折り畳んだ行」も、コピーで選択されてしまう

 アウトライン(小計)で集計し、「折り畳んだも選択されてしまうので、コピペすると「折り畳んだ張り付けられてしまう

 通常のコピペでは、アウトライン(小計)で折り畳んだ部分も全てコピペされてしまう。

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可視セル」を選択してから「コピー」することで、見たままの状態コピペすることができます

 「ジャンプ」の選択オプションで「可視セル」を選択すると、見えている状態のセルだけが「選択」されます

  1. コピーする範囲を選択
  2. ホーム」タブを選択
  3. 検索と選択」をクリック
  4. ジャンプ」をクリック
  5. ジャンプのダイアログで「セル範囲」をクリック
  6. 選択オプションのダイアログで「可視セル」をクリック

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選択した範囲の可視セル部分にジャンプ選択されました

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「可視セル」が選択された状態で「コピー」すれば、見えている状態コピーできます

 「可視セル」へジャンプして、「見えているセルだけが選択されている状態で、コピペします。

  1. ジャンプで「可視セル」に移動する(選択できる状態にする)
  2. CTRL+C 」等の方法でコピーする
  3. CTRL+V 」等の方法で貼り付ける 

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アウトライン折り畳んでも、見たままの状態でコピペできます

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操作が面倒な可視セルへのジャンプですが、ショートカットが使えます

 ショートカットを使えば、「 検索 ➡ ジャンプ ➡ 可視セル 」のような手順を踏まなくてもワンタッチで「可視セル」を選択できます。

  1. コピーする範囲を選択
  2. ショートカット「 Alt + ;セミコロン)」を押す

  「  Alt + ;  」を押すだけで、「可視セル」にジャンプします

 

「テーブル化された表」や、「ピボットテーブル」見たままの状態をコピペできます

 「テーブル化」された表や、「ピボットテーブル」見たままの状態でコピペできるので、「可視セル」を選択する必要はありません

 

テーブル化」された「」でフィルターを使った場合

 テーブル化された表にフィルターをかけた表をコピーすると、「可視セル」と同様に見たままの状態でコピペできます

ミネラルフィルター」のみを表示するフィルターをかけた表

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ピボットテーブル」も、見たままの状態コピペできます

 「ピボットテーブル」で集計された表は、見たままの状態をコピペできます。

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ピボッテーブル見たままの状態でコピペされました

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 実務では、ほとんどの場合誰かに渡すための「資料」にすることが最終目的です。

 自身で分析作業をする際には必要のないテクニックですが、可視セルの意味を理解していれば、資料作成が簡単になります。

 

 

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