事務作業の省力化や資料作成に役立つ、Excelの使い方を紹介

Excelの機能を最大限に生かして、業務の省力化や経営状況を分析できる資料の作成方法を解説します。

ピボットテーブルで特定の項目をグループ化する

ピボットテーブルは特定の項目をまとめて「グループ化」することができます

 集計や分析をする際に項目数が多すぎると、内容が分かりにくい場合があります。

 そんな場合、ピボットテーブルを使えば任意の項目を「グループ化」してまとめることができます。

 

集計分析をする際に項目数が多すぎて分かりにくい

 「ドリップコーヒー」「無糖コーヒー」「紅茶」「麦茶」など同種類の情報をまとめることで資料が分かりやすくなります。

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カフェオーレ「ドリップコーヒー」「無糖コーヒー」「コーヒー」のグループにまとめる

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「煎茶」「紅茶」「麦茶」「お茶」「お茶」のグループにまとめる

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ピボットテーブルの作成方法はこちらを参照してください
 

ピボットテーブルで特定のフィールド「商品名」を追加する

  1. 分類項目を追加(階層化)したいフィールドで「ダブルクリック」します
  2. 詳細データの表示のボックスで追加したい「商品名」をクリックします

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階層化され「商品名」が追加されました

 「支社名」下の階層「商品名」が追加されました。

 支社名の左に表示される-をクリックすると下の層に配置した商品名「コーヒー」「その他」が表示されます。

 ※ 1カ所に設定すれば、それ以外の「支社名」にも同様に下層のフィールド設定されます。

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任意のフィールドをグループ化します

 集計分析をする際に、あまり細かく分類すると困る場合があります。

 そんな場合は任意の項目を選択して「グループ」としてまとめることができます。

 

カフェオーレ「ドリップコーヒー」「コーヒー」という名称でグループ化する
  1. 「CTRLキー」を押しながら「カフェオーレ「ドリップコーヒー」のセルをクリックして両方のセルを選択します
  2. 「ピボットテーブルツールタブ」を選択(※ピボットテーブル内のセルを選択していないと表示されません)
  3. 「グループの選択」をクリック

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「グループ1」の名前でカフェオーレ「ドリップコーヒー」グループ化

カフェオーレ「ドリップコーヒー」「グループ1」の名称でグループ化されました。

 ※ グループの名称は作成時には「グループ1」のように作成準の名前になります

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「グループ1」のセルをクリックして「コーヒー」と入力します

 変更したいグループ名のセルを選択すると文字を入力できます。 

 「グループ1」のセルにカーソルを置いて文字を入力し、ENTERキーで確定すればグループ名を変更することができます。

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 このように簡単な操作で、任意のフィールドを「グループ化」することができます。

 情報を分析する際に、同類のものをまとめることによりより分かり易い資料にすることができます。

 あらかじめ「分類」フィールドがある場合でも、任意の項目を選択して「グループ化」できます。

 

「グループ」追加表示する

 表示されている「年」のグループ下の層に、「月」のグループ追加表示させます。

 ※ 「下の層」を加えることになり「複合集計」になります

  1. 「日付」フィールド「2016年」のセルをクリック
  2. 「ピボットテーブル分析」タブを選択
  3. 「グループの選択」をクリック
  4. 「グループ化」のボックスで、追加したいグループの「月」を選択 

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「年」の下に「月」が追加され、階層化されました。

 「年」のグループの下層に「日付」のグループが追加されて、階層化(複合集計)されました。

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 一度「階層化」したものも、後で「グループ化」変更・修正が可能です。

 このように「ピボットテーブル化」しておけば、後で様々な形で分析方法を変えることが可能です。

 しかも、もとのデータにはいっさい手を加えていないのでやり直すことも簡単です。

 使用しているピボットテーブルに必要とする「分類項目」が無い場合は、別のテーマで説明しているリレーションシップの機能を使うことにより階層化することが可能です。

 

 

 

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